前回前々回と、水回りのことで経験談を書いてきました。
それの最たるものというか、「水回りにお金をかけすぎない」
理由に関して書きます。
自分の実家は長野県の中ほどで、標高750mであり、
東側に山を背負っているため朝陽(直射日光)が当たりづらいところです。
長野県においての標高750mというのはそれほど高い場所ではありません。
さて、何を覚悟するかというと・・・
カラン(蛇口)の故障です。
どう故障するかというと、凍結による破壊ですね。
もちろんパッキンがだんだんすり減ってきて、水漏れを起こすのもありますが、
うちは凍結でやられることが多かったです。
台所の蛇口も、風呂の蛇口もそうですが、30年で何度か交換しています。
実は凍結したからすぐ壊れるというものでもありません。
ご存じの通り、水は凍結すると体積が増えるので、蛇口内に残った水が氷ると
蛇口の中から器具を押すような形で固まります。
これがまたゆっくり溶けていくと、器具がまた元に戻るので、
また使えます。
単純な構造であればあるほど故障率は低いです。
しかし、ワンレバー式や温度調節が付いているとすぐに壊れます。
実際、ただ単に水を出す止まるのひねるタイプだと、30年近く故障なしです。
2010年くらいに祖父の家の風呂をシステムバスに交換しましたが、
カランは5年くらいで故障・交換しました。
最近はセレクトでイタリア式だとか海外のカランを採用できたり
取り寄せたりできるようですが、故障するとその分無駄になります。
最近の家はそんなに寒くない!
寒冷地じゃないから関係ない!
ごもっともです。
長野県や新潟県、青森県、北海道などが対象の話でしょうし、
近年の断熱が利いた家だと、心配は減っているかもしれません。
逆に言うと、たった標高700mレベルでそんなことになるので
断熱はそれなりに選びましょう。
寒冷地・高地へ移住したい人、別荘を計画している人は注意してください。
次回もみんなで読もう!
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